表紙

 クローズアップ 2016  輝きの女たち

英語コミュニケーションで学ぶ発言力
外国でビジネス…広い可能性を求める

古手川 智子さん
(フォワードイングリッシュ英会話スクール経営)

  ドットのワンピースの足元はオレンジ色の発色が素敵な靴。「ドバイのものなんです」と表情豊かに話す。結婚した長女は世界を相手にいいモノを輸入、オークションに出す仕事をしている。ドバイにも取引き先がある。今日の靴は娘からのプレゼントかも?
 中学の頃から通訳になるのを夢見ていた母は、子育て中に自宅で英語を教え、外国人のホームステイやボランティアでの通訳など積極的に支援してきた。異文化に触れる母の姿を間近に見て育った子どもたちは、やりたい仕事を見つけそれぞれ独立した。「英語に触れることは日本のことを知ること。外国人とのコミュニケーションで学んだことは大きい。子どもたちともオープンに語り合う」。
 3人の子どもが独立した2010年、(株)モズコーポレーションを別府に設立。別府を拠点に大分にも英会話スクール「フォワード イングリッシュ」を経営。2才から大人までの英会話、他にスペイン語、ドイツ語、韓国語、タイ語クラス。TOEIC対策、外国人向けの日本語検定レッスン、翻訳事業も手がける。2013年〜15年ミスユニバース大分大会のオフィシャル講師も務めた。インドやロシアのサンクトペテルブルグで開かれた国際会議の手伝い。スクールの生徒を連れての外国旅行は毎年。シンガポール、マレーシア、台湾、ドイツ…。  「外国に行くと日本のいいところ優れたところ、あるいは物足りないところ、世界の中での日本の立ち位置や経済情勢など少しずつわかってきます。生徒たちには海外に出て色々なことを体験してほしい」。
 「動く」を新年に掲げた今年も余すところ1ヵ月。英語を教えること以外に外国人と一緒にできる仕事、外国でのビジネスは長年の夢。東京で開かれる「国際女性ビジネス会議」に参加。タンザニア駐日大使は「女性のヘアやエステなど美容に関するビジネスは出来るのでは」と答えてくれた。実行に移すためには行動ありき。まず地元別府でAPUの学生や外国人の観光客に必要とされるニッチなビジネス。スクールにも4人の外国人が働いている。「病気で困った時に必要なクリニックの英語表示や不動産の紹介などはどうかしら」。アイデアがどんどんふくらんでいく。「枠の中で考えない、もっと広い可能性を求めよう」。ビジネスレベルで英語を活かす日は目前だ。


 1957年、津久見市に生まれる。小学生の時に英語を始める。東京の短大(英文科)に進学するが、母をガンで亡くし卒業後は実家の家業を手伝う。25才で結婚。3児が保育園に入園するのを機に自宅で英語を教え、子供が独立した2010年(株)モズコーポレーションを設立。英会話スクール「フォワードイングリッシュ」を別府と大分で運営。他に翻訳の仕事も手がける。「外国でビジネスをする」目標を新たに掲げ夢に向って行動を起こす新年にしたい!別府市東荘園に夫と2人暮し。    


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