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 クローズアップ 2017  輝きの女たち

生きる力を与えてくれたマラソン
サハラ砂漠マラソンに挑戦!

水岡 紗希さん
(株式会社トレシード 副社長)

 トレードマークのダンゴヘアにランニングウェア。笑うと八重歯がのぞき軽やかな口調が爽やか。どこかのタレント?思わせる第一印象をくつがえす話。「世界で最も過酷といわれるサハラ砂漠マラソンに挑戦するんです」。
 サハラ砂漠マラソンは全長240km。食料や飲物、寝袋、炊事道具、懐中電灯、コンパス、衣服、薬など水以外の衣食住をバックパックに背負って7日間走り続けるサバイバル。
 「走ることは生きる全て」という。死を考えるほどの辛い時期を救ってくれたのがマラソンだった。29才の時。楽しそうに走る東京マラソンをテレビで見た。書店で手にした専門誌「ランニング・スタイル」の読者モデル募集の告知。初心者が6ヵ月間でホノルルマラソン完走を目指す企画だ。オーディションに合格したのは3名。専門コーチに指導を受ける日々が本に紹介され初フルマラソンとなるホノルルマラソンを歩かないで完走した。「一番おそかった私が3人の中ではトップだった。カメがウサギに勝ちました」。
 走る楽しさを知ってからは東京・名古屋ウィメンズ、京都、板橋シティ、佐賀さくら、北九州、青島太平洋、鹿児島など多くのフルマラソンを完走。さらに長い距離を走ることに興味を持ち、北海道で暮す父と一緒にサロマ湖ウルトラマラソン100kmを2回完走した。オペラ好きの父とはウィーンシティ・プラハマラソンも完走。新年4月のマラソンもエントリーしている。
 「マラソンを始めたことでたくさんの幸せを得ました」。2013年にエントリーした下関海響マラソンで夫に出会い、結婚。大分での暮しがスタートした。ヨガの資格を取得し、ランニングにヨガを取り入れた独自のトレーニングを考案。ファンランイベント「ランヨガフェスタ」をいこいの道広場で主催。新年5月21日に第3回を開催予定。「マラソンで知り合った友達が全国にいます」とうれしそう。たくさんの出会いが新しい縁をつくり今年9月、市内高城にオープンしたフィットネススタジオ&エステ「ビューティデパートメント・シード」((株)トレシード)の副社長に就いた。大分県健康寿命日本一認定企業として、生涯スポーツ・健康美を目指したダイエット・サポートに力を入れている。
 年の瀬の12月18日、第1回沖縄100kmウルトラマラソンを走った。沖縄本島南部エリアの与那原町をスタート、折り返しの糸満市役所まで。アップダウンが多いハードな海沿いのコース。「風も強く予想以上に厳しかった」。92km関門をクリアできなかったが前向き。「サハラ砂漠マラソンの課題が見つかった」。2017年はサハラに向けてのトレーニングに集中する。「スポンサーも募集中です!」と大きく笑った。走ることに理解ある夫に感謝する34才。


 山口県に生まれ5才より東京で育つ。幼少よりクラシックバレエを習う。日本体育大学卒業後、会計事務所に勤務。結婚後、妊娠9ヵ月で胎内死亡、離婚という悲しみの中、マラソンにチャレンジ。ホノルルマラソンをはじめ東京、名古屋、京都、北九州など国内はもとよりウィーンシティマラソン、サロマ湖100kmウルトラマラソンも完走。2018年には「サハラ砂漠マラソン240km」に挑戦する。2013年、下関海響マラソンで夫と出会い結婚を機に大分へ移住。イベント企画、ヨガサロンSplitteを運営。2016年9月オープンした「ビューティデパートメント・シード」の副社長。    


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