クローズアップ 2017  輝きの女たち

エンターテインメントを志し沖縄へ
ダンスと武道の融和にチャレンジ

城向 由佳さん
J☆DANCE
代表


 沖縄の真っ青な海のように表情がキラキラ輝く。カメラの前で音楽にのって自由に体が動く。実に楽しそう。  エンターテインメントを志望して高校を中退。反対する親を説得し1年間バイトをしてお金を貯めた。「やると決めたらやりとおす覚悟を親も理解してくれた」。安室奈美恵やSPEEDなどを輩出した沖縄アクターズスクールに入学。寮生活を送りながら9年間、歌やダンスを学ぶ。スクール選抜グループに所属し数々のライブやテレビに出演。同スクールの講師も務めた。全国各地で行われた講演会にも生徒代表として参加した。「やりたいことが出来る。青春を賭けて没頭した9年間だった。技術だけでなく、人間性を学ばせてもらった」。  卒業後、大分に戻る。ダンスは沖縄で完結。「カフェを開きたいな」と思っていたが、ダンスをしていたことを知った知り合いが「教えて!」と。生徒が段々と増え2011年7月「J☆DANCE」を開講。15年には市内横尾に専用スタジオを構えた。生徒は3才から67才まで100名弱。ダンス、歌、フィットネスと目標は様々だが「ダンスや歌のエンターテインメントを通して、技術向上だけではなく協調性やマナーを学ぶ場。人として成長できる環境づくりを心掛けている」。  ダンスイベントや音楽祭などで賞を多数受賞。出演依頼も増えてきた。J☆DANCE LIVEは1年半に一度。今はセンターの中心で踊っているが、将来はエンターテインメントのチームとして活躍できるカンパニーを見据え、DANCEと武道(和)の融和という新しい取り組みにチャレンジする。  大分でダンスを始めたころ導かれるように居合道の世界に足を踏み入れた。ダンスの「動」と居合の「静」。「相反するように見えますが2つは似ている。居合は人間の軸、丹田にストンと落ちる。生涯続けていきたい」。  座右の名は「身口意」。前世は「武士」といって大きく笑う。父を亡くし仏教の世界、お和尚さんの話を聞くことが増えた。朝晩は仏さまに手を合わせ般若心境を唱える。  「動」の世界、ダンスは? 「海外にはよく行き、刺激をもらう。この間はニューヨークに行って来た」。映画もよく見る。以前見た映画にヒントをもらった。「お年寄りのダンスチームをつくるのが夢。80才以上の男女がヒップホップを踊るって楽しくないですか。絶対作りたい。私、お年寄り大好きです」。  で、結婚相手は「20才位離れている人が理想なんです」。今、35才。今年は「結婚相手を見つける」と断言したとか。尊敬できる人、仕事に理解を持ってくれる人が理想。「今、まだみつかってない。急がなくては」。  エンターテインメントは人生の軸。創作ダンスの世界に新しいスタイルを掲げるエンターティナー。


 ●プロフィール
 1982年大分市生まれ。エンターテインメントを志し、高1(鶴崎高校)で中退。
 1年間バイトでお金を貯め沖縄アクターズスクールに入学。9年間歌やダンスを学びながら同スクールで講師も務める。
 スクール選抜グループ「B.B.WAVES」に所属し数々のライブや沖縄テレビ「BOOM BOOM」に出演。
 2008年大分に戻る。2011年7月「J☆DANCE」を開講。2015年3月市内横尾に専用スタジオを構える。
 エンターテインメントを手段に、人として成長できる環境づくりを目指しながら日々勉強中。
 趣味は居合道。DANCE×武道(和)の新しい取り組みにチャレンジ。ダンスフェスや音楽祭、イベント等の出演多数。
 3人兄弟の末っ子。兄はアメリカ、姉は東京。スタジオ近くに母と2人暮らし。


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