MY LIFE 2019  輝きの女たち

保護犬が力をくれ「しつけ教室」開く
夫と同じ位好きドーベルマン連とらら

土井 篤子さん
株式会社 イチカ 代表取締役

 ドーベルマンの連1才(34s)、らら7才(28s)。いずれも警察訓練所の保護犬。もう1匹、プロット・ハウンド(猟犬)のチアラは、山に捨てられ保護された時は痩せ細ってガリガリ。殺処分の前日にもらい受けた。他に雑種犬、チワワの小型犬。最近、迷い猫も家族になった。
 無類の犬好き。飼い犬を捨てる、たたくなどの虐待に胸をいためる。「噛むや無駄吠えも犬に問題があるのではなく、飼い主の知識不足、不勉強が原因の場合が多いように思う」。しつけ教室を開くのが夢だったという。
 平成28年2月、大分市大字一木(6号地)に引越した。これを機に自宅敷地に200坪ほどのドッグランを造った。1年前より宮崎県の井東警察犬訓練所の訓練士によるしつけ教室を開いている。ドッグランは無料で開放。月1回の教室では犬同士や飼い主の交流の場となっている。
 本業は株式会社イチカの代表取締役。出身は宮崎県延岡市。延岡高校、宮崎女子短期大学(国文科)を卒業。進学塾の講師をしていたが、結婚のため大分市へ。現在の夫、土井重巳さんとは32才で再婚。当時、小学5年生になる一人娘が背中を押してくれた。「いまの主人になついて、大好きだったみたい」。夫は塗装業を昭和63年に創業。平成7年に(有)土井塗装、平成18年株式会社に組織変更。高い技術力で業績を伸ばしてきた。関連業社に請われて平成22年、建築、リフォーム、ボイラー工事の「(株)イチカ」を設立した。二つの会社の経理が主な仕事で現場に立つことも少くない。社長業で一番大切にしていることは「従業員を大切に」。現在社員5名。今年12月には、創業30周年記念にハワイ旅行を計画。2つの会社の社員ともども初めての海外旅行を楽しむ。「仕事を頑張ってこれたのも犬がいたからです」。
 昨年3年、最初に購入したダックスフントを19才1ヵ月で天国へ送った。娘のために求めた犬だった。胸もとに光るペンダントの中に犬歯を収めている。今も思い出すと涙があふれる。
 「犬は裏切らない。愛情をそそいでくれる」。広いドッグランには大型犬3匹のための犬舎がある。冷暖房付きだ。朝晩の散歩は欠かさず、月に一度のマッサージやストレッチも。大型犬の散歩は夫の役目。ドーベルマンは競技犬として大会に出場することも。しつけ教室には競技大会に出場する犬も訓練に訪れる。
 犬5匹、猫1匹の大家族。結婚し近くに暮らす娘も子どもを連れて顔を出す。孫2人の若いおばあちゃんは55才。趣味は?「畑仕事。季節の野菜、育ててます」。大分のクロメ、カボスが大好物。長年、悩んでいた膝痛が改善した整体を大分でと整体師の資格を取得。ボディバランス「かこみ」を坂ノ市に開設した。犬と暮らす生活が充実の毎日を約束する。



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