MY LIFE 2019  輝きの女たち

トライアスロン国際大会(長崎)で
世界選手権出場を勝ちとったアスリート

阿部 淑子さん
なのはな整骨院 院長

 6月23日、福江市で開催された「五島長崎国際トライアスロン大会」に出場。40〜45才女子のカテゴリーで4位。来年オランダで開催される世界選手権出場を勝ちとった。スイム2q、バイク124q、ラン21qのミドルクラス。スタートは9時、1000名のトライアスリートが一斉に大海原を目指した。タイムは8時間25分、138位。
 「スイムが得意だと思っていたけどランで追いあげた。練習は裏切らないを実感したレースだった。ゴールの瞬間の達成感、その後の交流会、楽しかった」と笑顔がこぼれる。朝5時に起き15qのラン。スイムは昼休みに毎日1.5q、バイクは毎週84qの練習を課して臨んだ大会だった。身長165p、体重50s。ウェットスーツをまとった無駄のない引き締まった体型は美しい。バイクはイタリア製のDEROSA。「デザインが好きなんです」とおしゃれな一面をのぞかせた。
 本職は整骨院の院長。市内中津留に「なのはな整骨院」を開業して14年になる。上野ヶ丘高校卒。獣医を目指すが整体をする母の影響もあって仙台の学校で3年間学び柔道整復師の国家資格を取得する。整骨院に勤務後、結婚退職。子どもが3才になったころ27才で開業した。当時、整骨院は珍しく、しかも女性の院長でスタッフも女性ばかり。店舗の立地から施術室の内装、銀行からの融資などすべて自分で行った。「根拠のない自信というか、経営することに不安はなかった」。保険治療のほかはり・きゅう治療、ダイエットなど保険外治療も。現在スタッフは5名、アットホームな整骨院だ。
 もともとはスポーツとは無縁の生活。30才になったころ体のことを意識しはじめた。「筋トレはしていたけど足が太くて」。友人に誘われてマラソンのハーフを走ったのが34才。その翌年は宮崎のシーガイアトライアスロン大会に出場。スイム1.5q、バイク40q、ラン10q。初トライで完走した。「私でもできるんだ〜」が率直な感想。大分県内では佐賀関、姫島、田ノ浦、上浦でトライアスロン大会が開かれている。7月7日に行われた佐賀関の「関アジトライアスロンフェスタ」は強化指定選手として出場。トライアスロンは、女子の出場が少い。五島長崎の国際大会でも女性は約1割という。鉄人レースという異名も聞かれるが「私の場合は一つの種目ではなく3つの種目にトライできるのが楽しい。気持ちを切り換えてチャレンジできる」。
 仕事と家事とトレーニングを効率よく片づける。スイムは仕事の昼休みに毎日1.5q。朝は5時に起床。「高校に通う息子の弁当も毎日作っています」。世界選手権出場を夫や息子、職場のスタッフ、客が「喜んでくれたのが何よりもうれしい」。9月に茨城で開催される国体に県代表として出場する。美人でカッコいい41才。



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