クローズアップ 2018  輝きの女たち

タイ人女性に日本の技術とおもてなし
まつ毛専門サロンを営む微笑みの人

秋元 希美さん
タイ バンコクで
アイラッシュサロン経営


 福岡から直行便でタイまで5時間半。著しい経済発展を遂げるバンコクで「アイラッシュ・シードリン」を経営する。オープンは昨年7月。タイ人女性の社会進出は高く高収入を得るためのステップアップや美容に関する意識は高い。プチ整形はあたり前という市場に大きな手応えを感じている。
 「オープンしたころは同業店が3店舗くらいだったのに、今では10店舗以上。そのスピード感に驚かされる」。  日本ではまつ毛のエクステが登場したのは20年前。その当時が今のバンコク。日本の技術を求めて急速に需要は増えると分析する。タイ人女性は美人が多く、目力が印象的。その目をさらに印象深くするアイラッシュの技術。エクステ、まつ毛パーマに加え、まつ毛の育毛にも力を入れる。
 まだ30才と若い。海外でビジネスを展開することに気負いや違和感はないという。父親の仕事の関係で2才から5才までフィリピンで育った。「だれでもフレンドリーに接してこれたのは、その時に身についたのかも」と思う。大学は海外からの留学生が半分を占めるAPU立命館アジア太平洋大学。海外留学や旅行も多数。いずれ海外で仕事をと考えてきた。
 実は母・早苗さんの存在も大きい。アジアンヒーリングエステサロン「シードリン」を佐伯、大分、福岡に展開し、世界美容コンテストで金賞受賞の経歴を持つ。エクステ、まつ毛パーマ、育毛もいち早く取得してきた。現在はコンサル業に軸足を移し、娘のサロンをサポートする。プロデュースする母と実践する娘のコンビネーションは強力。
 タイの人口7千万人、バンコク900万人。日本人は10万人が暮す、ビジネスの最前線でもある。そんな日本女性の新規事業者を対象に地元出版社がビジネスコンテストを主催。40名がエントリーし優勝した。「日本のおもてなしと技術力を活かし大分とタイの架け橋になれたら」。10月には市街地に店舗を移転。将来的にはスクール事業を展開し技術者の育成に取り組む。
 「微笑みの国」と称されるタイに負けない微笑みが魅力的な希美さん。趣味は旅行と食べる事。座右の銘は「ありがとうを忘れない」「やらない後悔よりやる後悔」。


●プロフィール
1987年生まれ、佐伯市出身。
2才から5才まで父親(教師)の仕事の関係でフィリピンで育つ。
大分西高校から立命館アジア太平洋マネジメント学部入学。大学在学中にシンガポール国立大学へ留学。
卒業後、大分ケーブルテレコム(株)に就職。3年半勤務し美容業界へ転職。
母親が経営するエステサロン「シードリン」福岡出店に伴い立ち上げと店長を経験。福岡市内の美容室に1年半勤務。
フィリピン・マニラ店の立ち上げやミスユニバースバックステージ、婚礼、成人式のヘアメイクを経験。美容師免許取得。
2017年1月タイ・バンコクへ。同年7月「アイラッシュサロン・シードリン」をオープンする。


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