MY LIFE 2020  輝きの女たち

多言語の環境づくり通して世界と繋がる
「言葉はカラオケ」自然に出る人間語

安達 里実さん
ヒッポファミリークラブ大分代表

 スペイン語で「ケ(Que´)」は「何?」という意味。「ケ≠セけ知っていれば会話は成立します」。インドネシア語「ハティハティ」は「こんにちは」。「ジャラン」は「旅」。2つ重ねる(ジャランジャラン)と「散歩」の意味。「言葉はカラオケ。歌うこと。聴いていると自然に人間語が出て来ます。習うより慣れろです」。
 7ヵ国語をベースに多言語を赤ちゃんのように自然に習得する「ヒッポファミリークラブ(言語交流研究所)」大分の代表。子どもが3才と1才の時に家族で入会して25年になる。3番目の子どもを妊娠した時は胎児の時から多言語のCDを聴かせた。「彼は天才です。幼児の頃に家に来たフランス人と会話ができました」。今は大学1年だが韓国語、仏語、英語、中国語、インドネシア語を話す。自身は日常会話は10ヵ国語、挨拶は21ヵ国語。
 大分生まれの大分育ち。京都の池坊短期大学、文化学院を卒業後、大分で住宅メーカーの会社に勤務し社内結婚。3人の子どもたちはそれぞれ自立しヒッポは卒業したが「私の方が魅力に引き込まれて…」。平成10年に言語交流研究所フェロウ研究員登録。香港やロサンゼルスで研修。多言語の環境づくりは、ファミリー活動と称して毎週土曜コンパルホールで開く課外学習に納まらず、海外青年教育機構のホームステイ支援、地元の大学や専門学校、高校の語学講師、日韓親善協会や日中友好協会のスピーチ大会、留学生の日本語指導や就職活動支援など活動は多岐に渡る。マサチューセッツ工科大学と東京大学と言語交流研究所の共同研究にも携わる。昨年は「子供たちの世界学園」を設立。子どもたちを連れてフィジーへホームステイ。その写真展を9月中旬に終了したばかり。
 ニックネームは「あられちゃん」。表紙撮影は韓国のチマチョゴリを持参。ベトナムのアオザイ、インドのサリーなど民族衣装は100着以上。交流を通してプレゼントされたもの。韓国語講師にはこの姿で臨むことも。「昼ごはん食べに行こう」と釜山までひょいと出掛ける人だ。
 現在は別府にシェアハウスを購入し韓国人とシェア。困っている人を見ると放っておけない。日本の既成概念をとっぱらって人間探求にワクワクする。世界は広い。道徳や倫理の基準も様々。だから「人間って面白い」。そのベースがヒッポの活動。「ヒッポにはいれば10才若返ります!」。11月22日には『脳から考えることばの育て方』と題して東京大学言語脳科学者の酒井邦嘉氏を講師に迎えてオンライン講演会を開く。
 ヒッポの環境は「人間を楽しむこと」。ヒッポの塊のようなあられさんはプチ家族のお母さん。「ヒッポで検索して!無料体験受付中です」。今年はヒッポ大分30周年の記念の年だ。52才。



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