MY LIFE 2021  輝きの女たち

ジャンルにこだわらず幅広い演奏活動に挑戦
6月、フラメンコギターライブにゲスト出演

黒木 真子さん
ヴァイオリニスト

 「自分の心が移り変わっていく様を素直に音楽にし続けていくことを大事にしたい。自分の頭の中で鳴っている音楽を形にしたい」。
 6月19日、熊本を拠点に活動するフラメンコギター・樫原秀彦さんのライブが市内大手町のルーテル大分教会で開かれる。そのライブにゲスト出演する。
 ルーツはクラシックで5才からヴァイオリンを習う。熊本県出身だが大分県立芸術文化短期大学音楽科を卒業後、認定専攻科を修了。2017年くまもと若手芸術家海外チャレンジ事業に採択され、ウィーン国立音楽大学マスタークラスに参加する。首都圏の各音楽大学選抜メンバーで構成される「音楽大学フェスティバル・オーケストラ」の第6回公演に九州代表として参加、東京藝術劇場などの公演でも演奏してきた。その他、数々の賞を受賞。
 クラシックはずっと芯にあるがジャズやバロック、フラメンコ、シンガーソングライター等々とコラボし表現者としての可能性へ果敢にチャレンジする。学んだこと、教えてもらったことの技術の先にある「自分だけのカタチ」を求める26才。
 コロナ禍で演奏活動ができなくなったことは、自身を見つめ直す大切な時間になったという。インターネット上で配信ライブ、新しいジャンルのイベント出演、アーティストのレコーディングサポートへの参加。新たな挑戦で気づいた。「自身の心が心地よいこと、自分が幸せを感じられることに絞っていこう」と。
 ヴァイオリンは気持ちがダイレクトに出しやすい楽器という。歌う楽器とも。自然の温もり、繊細さが悲しい、うれしいという気持ちをダイレクトに表現できる。大分に居て今この環境で自分らしく日々生活しながら心の内にある旅ができる。その未知数にアクションを興す。
 どこの楽団にも所属せずフリー。これまでシンガーソングライター・古賀小由実、中村慎吾、クラシックピアニスト・後藤秀樹、ジャズピアニスト・長谷部彰、ジャズユニット・後藤秀樹氏らと共演。
 6月19日のフラメンコギターライブを企画したきよいま堂の石松義樹さんは「いい音楽をする人との出会いが新たな可能性を秘め余韻を残す。すごい人です」とエールを送る。去年からオリジナル楽曲の制作活動も始めた。「自分のときめき≠一番大切に。直感を何よりも大切に。小さな音にこそ耳を澄ませていきたい。音楽だけでなく、日常生活に対しても同じ感覚で」。
 自分が楽しんでいることが誰かの幸せにつながる音楽。そのライブはもうすぐ。フラメンコの樫原さんとは以前も共演し称賛を得ている。音響が最高ともいわれる礼拝堂でのライブ18時から。前売3500円、当日4000円、40名限定。問/050・5435・1094。



あなたの身近な「ひと」の情報をお寄せ下さい。

過去1年間の表紙の人たちを見る